いい介護者からの卒業の合間で。。

5ヶ月ぶりの更新です!
 
更新されないままなのに、ブログをのぞいて下さった方。
メッセージを届けて下さった方々。
 
ほんとうにほんとうに、
ありがとうございます!
 
2月の入院後、無事退院しました!
 
しかし、
その後も、緊急の入・退院を繰り返し!
 
じつは、
先週も今年3回目の緊急入院!

そして、
一昨日、退院したばかり!
 
今回の入院で、
歩けない状態まで体力が落ちてしまいました。
 
でも今は、 
トイレまで歩行器を使って歩けるまで回復してきました。
 
あいかわらずも
入院前後はひやっとさせられますが、

その後は
びっくりするような回復をみせてくれています。

ほんとうに、有り難いことだなーと思っています。
 
 

5ヶ月間、ブログを放置。
 
忙しいのもあったのですが、
更新できなかった理由があったんですよ〜。
 
それは、
2月の祖母の入院の出来ごとが、
消化しきれなかったんです。
 
 
数ヶ月ごと、緊急搬送!
突然の入院と、その対応に疲れていたところに、
 
環境の変化による、
祖母の混乱、暴言、暴力行為。
 

2月の入院時は、特にひどくて。 
 
弟や姉には
「ごめんね。ごめんね。心配かけて」と対応するのに、
 
わたしには
「だましやがって!!!」と

叫ぶ、物を投げる、殴る三昧。
 
暴言も、暴力も、
今までも、あったのはあった。
 
でもね。
このときは、 
なんだか、すんごく悲しくなってね。 
 

それまでね、
祖母の入院騒ぎのとき、
一度も泣いたことなんてなかったのに、

このときは、
思わず泣けてきてね。
 
悲しいな。
苦しいなって。
 
どうしてわたしだけが、って。 

そうしたらね、
あることを思い出したんです。
 
子どものころのことを。

祖母は、
姉と弟には優しかった。
 

でも
わたしに届けられる言葉は”暴言”。

「あんたみたいな可愛げのない子、しらんわ!」
 
「あんたは可愛げないから、あんたにはお小遣い(ときにはお土産)はない!」

祖母もまだ若かったからね。
力もエネルギーもあった。
 
この言葉を投げかけられるたび、
身体が固まってしまってね。
 

姉と弟に手渡されるプレゼントを見ながら、
黙って座っている自分のことを、ふと思い出したり。
 
 
どうして、わたしだけ、もらえないのかな?
 
どうして、わたしだけ、ほめてもらえないのかな? 

どうして?どうして?
 
ちっちゃかった自分が

泣かずに、”その場”に座っている感覚、
そのときの気持ちがよみがえってきた。
 
これが、辛くてね。
 
大人になってから
「おばあちゃんも、あのときは、いっぱいいっぱいやったんやわ」と
理解をしようとしてきた。
 
しょうがない。
自分に言い聞かせていたけれど、
 
しょうがないと思う事と、

そのときの気持ちを消化することとは別ものだったみたい。
 
消化しきれていない過去の出来ごとが
ばーんとよみがえってきた。
 

目の前にいる
認知症の祖母が混乱している状態が
 
子どもの頃、
なじられた経験とがリンクしてしまったんです。

そして、
子どものころと同じように
身体が固まって、
動けなくなってしまいました。
 
このとき、
子どものころのことを思い出して
すごく怖かった!!
 
でも、
”泣けた”ことが大きな意味があって!
 
一瞬、涙をこらえようとしたんだけど、
 
このときは、
自分に泣く事を許せたんです。
 
そうしたら、
いろいろな思いがわきあがってきた!

入院までのゴタゴタも、手続きも
すべてわたしがしたのに。
 
なんにもしない、お姉ちゃんは優しくされて、
 
がんばったわたし、なんでこんな目にあわなきゃいけないの?
 
おかしいやん!? 

そう心の中で言葉を出せたら、
さらに涙がぽろぽろこぼれきた。


祖母の言葉が、悲しいって思えた。
 
祖母の言葉が、行動が、理不尽だ!って思えた。
 
悲しい!
理不尽だ!と思えたら、言葉が出てきたんです。
  
「おばあちゃん、わたし、もうできない」
 
「もうがんばれない」
 
「疲れちゃった」
 
「一生懸命、入院のこととかやってきたんよ。そんなこと言われたら辛い」
 
「ごめんね。もうできない」
 

普通に考えて、
こんな言葉をかけたら祖母はもっと混乱するハズ!
 
もっと怒って、暴れるかもしれない!
そんな事を考えたら、絶対に言えない言葉。


でも、言ってみたら、結果は全然ちがったんです。

「辛いんだ。疲れちゃった」
 

そう言葉を届けたら

目を見開いて、
眉がかっと上がった鬼のような祖母の表情が、少しゆるんだ!
 

ゆるんでも、
”怒り”でいっぱいの表情だったけど、

物を投げるのをやめて、
 
「もうしらん!」と言ってベッドに潜り込んだんです。
  
言ったわたしも、なんだか拍子抜け。

 
でも、伝わった、と感じました。
 
認知症がある。
 
とても混乱している。

言葉通り、伝わったかはわからない。


 
でも、わたしの
「辛いんだ」この気持ちは伝わった!
 
もちろん、それを受けとめて、
何か適切な行動をとることは祖母にはできない。
 
でも、
わたしの「辛さ」をわかってもらえた。
 
そう思えて、ほっとしました。 

 
その次の日も、
入院中の祖母の”お怒りモード”は続きましたが
 
暴言、暴力はずいぶん減りました。
 
そして、
「あんたには、ほんまに迷惑をかけている!」
 
「なんの役にもたてん自分がなさけない!」
 
そう泣くことが増えました。
 
祖母も苦しかったんですね。
 
体調不良のなか、
慣れない入院生活と、
わけのわからない治療! 
 
家族には迷惑をかけてる!
 
いろいろな気持ちが、
祖母をさらに混乱させていたのかもしれません。
 
その後、  
混乱と怒りはあったものの、
病院のスタッフの方々が
祖母の気持ちに寄り添ってくださり、
 
退院時には祖母の笑顔が戻っていました。 


この出来ごとを通じて
気づいたことが3つありました。

 
1つ目は、

気持ちは通じる

ってこと。
 
認知症がある。
 
状況判断が難しい。
 
でも、”気持ち”は伝わるんだなって。
 
あなたは入院が必要!は伝わらなくても、
 
理由はわからなくても、
 
祖母には
わたしが
めいいっぱいがんばっていることも

無理して疲れきっている事も、

伝わっているんだなって。
 
伝わった!と感じられたことで
祖母はたくさんの想いがあるんだなって思える余裕が
わたしの中に生まれました。
  

きっと、
祖母の中にある愛情やその想いが
言葉や行動には出せないだけだって。
 
そう思えたことは、心にも身体にも余裕を作ってくれる!
大きな発見でした。


2つ目は

「もうできない」
そう言っても大丈夫。

 
介護疲れで苦しんでいるひとの多くが、
もういっぱいいっぱい。
 
もう、がんばれないって思ってる。

でも、言えない。
 
もし、「がんばれない」って言葉に出してしまったら
二度と動けなくなってしまうんじゃないかって。 

介護放棄して、
逃げてしまうんじゃないかって。
 
そう思うと怖くて、言えない。 

でもね、
自分の状況を認めることって

じつは、大きな力につながることだとわかったんです。 

「もうできない」そう感じている自分に気づいたら
 
それまでがまんして来た分、
泣けるし、
疲労感が身体全身を覆うし、
もうどうなるんだろ!って感じるけど、、
 
「もうできない」って思ってたんだなーって
自分で自分のことを認められるとね

いらない緊張感がとれたんです。
 
そんなこと考えちゃダメ!って禁止していたり、

もっとがんばらないといけない!って
自分を追い立てていたエネルギーがとけた! 

自分のことを批判して、非難していたエネルギーがなくなるとね。
 
身体がほんとうに軽くなってね。
 
「もうできない」と認められたら、
 
自分のできること、できないことを明確にわける勇気がもてた。

そして、人にお願いする勇気ももてたんです。  
 
だから、
「もうできない」って認めることは、
すべてが無駄になることでも、
終わることでもなくて

ほんとうの意味での
家族をサポートする力を取り戻せた、そんな気がしています。


最後の3つ目は、

逃げてもいいよ。
 
わたしは、祖母が不安な状態にいることに対して

ちゃんと向き合わなければ!
わたしが、なんとかしなきゃ!って思ってたんです。
 
祖母の不安な気持ちを、支えるのはわたしの仕事だって。
 
でもね。
体力的にも、精神的にもいっぱいいっぱい。
 
ましてや、
わたしにだけ向けられる怒りのエネルギー。
 
祖母の対応の前に、

自分の心や身体を守るのが先決!!!  


なのに、
 
祖母が大変なときに、わたしが休んじゃダメと
無意識に思い込んでたんですよね。
 
家族が苦しんでいるときに、ワタシだけが楽しちゃいけない。
 
わたしだけが、楽しんじゃ行けない。
わたしだけが、、、、
 
自分のことよりも、
相手のことを優先するパターン。
  
たぶん、
介護している人、
介護に疲れきっているひとの多くが
このワナにハマっているんじゃないかな。
 
そしてね、
自分のことを後回しにして、いっぱいいっぱいになって、
 
”逃げること”ができなかったひとが

「わたしががんばらないと!」

ひとりで抱え込んだ末に、
介護殺人、心中事件につながってる。 


だから、
逃げていい。
 

自分を優先していい


自分を守っていい

この3つのことを、自分に許可できた!
 
これは、介護のイラっとした瞬間、
思い出すことで、自分を冷静にしてくれる魔法の言葉いもなっています。
 

逃げてもいい!
自分を優先していい!
自分を守っていい!

この言葉を聞いて
「そんなの出来ないよ!」って感じられる方、多いんじゃないかな?
 
介護だけでなくて、
自分のことを犠牲にして、
誰かのために動くことの方が大切だと、

わたしたちは、無意識のなかで”常識”として刷り込まれてきたから。 

でもね、
自己犠牲からの行動って、

結局、
自分の自己満足でしかないと思うのです。
 
私自身の、体験、そして反省から、

自己犠牲による介護って、
結局悲劇しか生まない!そう感じています。



今も、たくさんご相談が届きます。
「イライラして、家族に八つ当たりしちゃうんです。手をあげちゃうんです」
 
「もういっぱいいっぱいなんです。どうしていいかわからない!」

「誰にも話せない!相談できない!」


身体も心も悲鳴をあげている!

わたしがほんの少し前に体験したときと同じ!
苦しい気持ちがたくさん届きます。
 
その度、
お伝えていることは、
 
逃げてもいい!
自分を優先していい!
自分を守っていい!

この言葉なんです。
 
家族のことは、
その次、三の次です!

とにかく、今は自分を守ってください!
 
そうお伝えしています。 
 
そうお伝えすると、

「自分のこと優先できない!家族がどうなっちゃうの!」と
 
不安のお気持ちが届きます。 

それでも、
「大丈夫です!まずは、自分を休めてください!大丈夫ですから!」 

 
そうもう一度伝えてから
 
そして、周囲に助けを求める具体的な方法について
お伝えします。

そうすると、
 
「わたしがしなきゃ大変なことになる」だったはずが、

「休めました。家族も大丈夫でした」とその後のうれしいご報告が届きます。


介護をしながら、
 
自分の時間を取り戻し、
自分らしい働き方をみつめ、活動をはじめていらっしゃる方もたくさんおられます! 

あるクライアントさんは、

最初にあきらめた仕事を、
次にあきらめた恋に向き合うことができた!と報告してくださいました。
 
介護している状態は変わりません。
 
変わったのは、
「わたしがしなければ!」そう思っていた心の状態から
 

「人やサービスを頼ってもいい」
 
「自分を優先してもいい」
 
「時には、逃げたっていい!」
そう思える心の余裕がでてきたんです。
 
 
もうできない!と思っていても、
わたしがしなきゃ!って自分をガンジガラメ。 

でも、そのガンジガラメにしているのが
自分だと気づけたら、、、、
 
そのガンジガラメがゆるむ。

そして、
消えて行く。
 
 
この体験を、
 
今、
ひとりで苦しんでいる方々に体験してほしいと思っています。
 
 
私自身、介護と自分のしあわせを両立する!
その道の途中にいます。

今も、悩みもたくさんあります。

今も悩んでいるわたしだかこそ、伝えられることがると思っています。
 
その想いから、活動を続けています。
 
●7月、8月は東京

7月19日(日)東京・大田区産業プラザPIO で開催
介護のイライラが減る!コミュニケーション講座

●9月、10月は福岡で介護をしている方にむけての情報発信をしていきます。
 
ピンっときたら、ぜひお越しください。
 
遠方でこれない!って方ならなおのこと!
 
ぜひ、参加をご検討ください。
 
”家を出る”ことの、大きなチャレンジになるから^^
  
お待ちしています!p|  ̄∀ ̄ |q  


あ、みよちゃん、元気ですよー。

2月の入院時の写真ですが、、
 
ふて寝をダッフィー見守るの図。
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やらせにあらず。祖母がこの配置で眠っていました!!


2月、退院時。
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この後、
さらに2回、入退院があったので

このときより、少し痩せてはいますが、元気です!
 
94歳と5ヶ月の大正モダンガールとの生活も
これからが本番です!
ぼちぼちいきますわ〜!


応援のワンクリックぷり〜ず!


福祉・介護 ブログランキングへ

日程が迫っていますが
7月19日(日)東京・大田区で開催する
介護のイライラが減る!コミュニケーション講座は、広ーい部屋(なんと60名入れる!)で
動きながら、体感できるワークを踏んだんに取り入れています。 


介護に行き詰まり、
イライラして家族に八つ当たりをしてしまっている時。
その時は、身体も心は疲労困憊!
頭の中が不安や絶望感でいっぱいいっぱい!
 
不安、
絶望感を分解することで、イライラが解消することを体感していただける内容です。
 
介護の話となると、重たいイメージがありますが、
わたしの主催する講座は、
「明るい」「楽しい」と評判です(笑)! 

明るく、楽しく、介護について語る場を
体感しにいらしてください^^



7月19日以後の東京での開催は
同じく、大田区産業プラザPIO で

●8月9日 
●8月23日

まだ内容は未定ですが
家族介護者さんが陥りやすい「がんばりすぎる」心理状態を
読み解いて行く、

解決するための具体的な方法をお伝えする予定です。

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福岡・博多での開催は
●9月20日、21日 介護に疲れたとき、心が軽くなるヒントセミナー(仮)
●10月17日、18日 介護のイライラが減る!コミュニケーション講座(仮)
の予定をしています。
 
福岡では、直接お会いできるランチ会なども企画中です!

東京、福岡を皮切りに、
楽しく、介護あるある、愚痴を安心して話せる場所を作って行きます!
 
ぜひ、遊びにいらしてください^^


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プロフィール

橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)

Author:橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)
介護者メンタルケア協会代表
カウンセラー
メンタルコーチ
理学療法士

理学療法士・リハビリの専門家として病院に勤務して14年目。
脳性麻痺の方、
脳血管障害の方の
リハビリを中心に仕事をしてきました。
家族関係、
人間関係に悩んだのをきっかけに、
心理学を学び始めました。

[プライベート]
認知症の祖母と要介護5の母と知的障害の弟との4人暮らし。
昨年、母が特別養護老人ホームへ入居し、
現在は、認知症(要介護3)の祖母と、知的障害の弟(A判定)との3人暮らし。
シングル介護歴21年目の年がはじまりました^^

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