その時にならないと、わからないから。

東京と滋賀を
行ったり来たりしている間に

大好きな季節がやってきました。





毎年、
不思議に思うのだけれど

トラクターが田んぼを耕し始めたとたん、

カエルが鳴き出すのです。

そしてその直後に

雨が降って

カエルの大合唱が始まる。


我が家の裏は

一面田んぼなので(上の写真は私の部屋から見える光景です)


毎夜、

カエルの大合唱を聞きながら入浴タイムは


家に帰ってきたなぁー!と

実感する時間です。



バタバタする中ですが、

少しずつ情報を発信する責任と、

なんのために情報を届けるのか?


そのことを考える機会が増えました。



より強く感じたのは、

昨年の夏、母を看取った経験です。


「がんばらない介護」

出版に向けて詰めている最中に

母が

不慮の事故による影響で、

亡くなりました。



父が亡くなって、21年目の夏。

それこそ、

物心をついた時から

母の精神的なサポートをしてきたのですから、

悔いはない。



悔いはないけれど、


どうして、

大病を乗り越え、

大きな障害を持ちながらも

「今がいちばんしあわせ」と言っていた母が

些細な不注意から

命を落とさなければならなかったのか?


もし、

在宅で過ごしていたら

こんなことは起こらなかったんじゃないか?


どこにも

持っていきようがない憤りや

無力感に陥ったことも、


大切な経験だと

今、ようやく感じられるようになりました。



そして

ネットや勉強会の席で


医療、介護の専門職の方々が

終末期(命が終わるまでの時期)や

看取りの時について語られる際に

「家族に情報がないから自然な看取りができないんだ」

とか

「もっと家族を教育しなきゃいけない」

そんな言葉が聞こえてくると、

大きな違和感を感じます。


そして、

息が止まるほどびっくりするし

心臓をぐっと掴まれたかのような

痛みと苦しさを感じます。




”情報があれば、迷わない”

”教育ができていれば(教育って言葉も、、何だかなぁ、)、

ちゃんと選択ができる”


それって、

ホントなの???というのが

母を看取った後の感想です。




母の最期の1週間は、

5つの機械に命を支えられていました。

病室機械

さまざまな病を経験した母ですから

「延命治療は絶対にしない!」と決めていました。

でも、

実際にその時になったら

こんなにも迷うのか!!!


自分でもびっくりしました。


迷ったことの背景には

”不慮の事故が影響しての突然の心肺停止”

予想していたことではない

状況だったことも影響していたと思います。


そして、

母の最期の1週間、

どこからが治療で

どこからが延命なのか?


見極めることが難しいと感じました。


今夜が峠!と言われた次の朝に、

自発呼吸(自力で呼吸する力)が戻ったりもしましたしね。


人工呼吸器をどうするのか?

再度心肺停止になったらどうするのか?

選択を迫られる(まさに、自分で決めるではなく、外から”迫られる”という感覚になる)たび、

苦しいかったなぁ。



そしてね。

5つの機械に助けられながら生き抜いた1週間を


「不自然な命の終え方」

「人間らしい命の終え方ではない」と感じる方がいたとしても、


私たち家族にとっては


母は母の人生を生きぬき、

自然で

人間らしい最期だったと断言できるんですよね。


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知的障害を持つ

弟との時間も

母が人として生き抜いたから

得られた時間だと思うのです。



そう感じられていることが

延命処置をしたか、しなかったのか?


何を選択したかよりも重要だと感じています。


そして

終末期の選択肢について

「本人の意思を尊重する」ことに

今とても注目されているし、

とても重要なことなのだけれど、


ともに時間を過ごす家族にとっても

より良い時間になることも

考えていきたいと思うのです。


だって、残された私たちが、

大切な人の死から何を学び、

どう生きるかを問われるのだから。




母の最期を通じて

何か選択をせまられるたびに

これでいいのか?と苦しみましたけど、

悩んだ経験そのものを

大切にしていきたいと思っています。



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つらかったけれど、

徹夜明けに

母の病室から見た空は

本当に美しかった。


その記憶が今、

私を支えてくれています。




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先月、ダイヤモンド社さんから

上梓した「がんばらない介護」

ご紹介する記事が

ダイヤモンドオンラインで連載されています。

◆ダイヤモンドオンライン記事一覧


介護に向き合った時、

制度についての情報も大切だけれど

「自分の心の扱い方」が何よりも大切であることが

500件以上のご相談からわかり、

そのことを

1冊にまとめました。


介護に向き合う

ご家族にお届けいただけると嬉しいです。







ぼちぼち元気にやってます
(● ̄(エ) ̄●)ノ☆・゚::゚ヨロシコ♪
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プロフィール

橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)

Author:橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)
介護者メンタルケア協会代表
カウンセラー
メンタルコーチ
理学療法士

理学療法士・リハビリの専門家として病院に勤務して14年目。
脳性麻痺の方、
脳血管障害の方の
リハビリを中心に仕事をしてきました。
家族関係、
人間関係に悩んだのをきっかけに、
心理学を学び始めました。

[プライベート]
認知症の祖母と要介護5の母と知的障害の弟との4人暮らし。
H28年に重度身体障がいの母を看取り、
現在は、認知症(要介護3)の祖母と、知的障害の弟(A判定)との3人暮らし。
一時期は疎遠になっていた姉に協力してもらえいながら
介護歴22年目の年がはじまりました。

21年間の介護経験と
3年間でのべ500件以上寄せられた
介護に関するお悩みから見えてきた
「介護離職しない」
「介護疲れを予防する」
「介護で自分のしあわせをあきらめない」
ためのヒントをまとめた本、
「がんばらない介護」が
3月17日
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