「家族を大切にするのと同等に、それ以上に、自分を大事に扱うこと」2

「家族を大切にするのと同等に、それ以上に、自分を大事に扱うこと」1の続きです。〜

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在宅介護をされている方で

「自分よりも家族を優先」で動かれている方、

「自分より優先しなければならない状況」にある方も多いのではないでしょうか?

医療的なケア、介護の一つ一つを行うには、それぞれに相当な時間がかかります。

特に医療的ケア(痰の吸引作業、胃ろう;胃から直接栄養や水分を取り入れるため作った”入り口”)は、
医療関係者から指導を受ける必要があること、

そして
何かあった時にすぐに対応ができる”その場にいる人”がすることになるので
家族の中で”する人、できる人”が限られてしまいます。

これも、「介護負担」が家族の”誰か”に集中しやすい原因の一つです。

我が家の場合を振り返ると、
週1〜2回ほど手伝いに来てくれる姉は、おトイレ介護、食事介助など喜んでしてくれますが、
痰の吸引に関しては「怖いし、私は無理!」と、長年練習もずっと断られ続けていました。

私は一応、医療職なので、ある程度の”人の身体に対する慣れ”があるのと、

”私がしなければ”家族は守れないという
強い私自身の”思いこみ”(だったと、今になってようやく気づくことができました)が
姉に対して、「吸引の練習をしてほしい!」と言えない原因にもつながっていました。

ここで書いていて、改めて気づいたのですが
介護を必要とするご家族と同居されている方々の共通している事だと思うのですが

介護が必要な方を直接関わる人は、ご家族の中で、1人、多くても2人だと考えると、

この状況を”仕事”に置き換えて考えたとき、
”スタッフ1〜2人”で”健全・安全”な環境を守れるか??

例えれば、
夜勤をしたあとにそのまま
「日勤」をして
そのまま
また夜勤にもどる
「夜勤・日勤 連続勤務×365日×○△年」ということ!

在宅介護は、
家族だけで、それも特定の人だけでサポートすることは、
もともと「大変」「しんどい」「危険」の毎日を過ごしている!

在宅介護の中で、何か大きなトラブルがなかったとしても
疲れて当然!
疲労困憊なんて日常茶飯事!

「誰だって介護に燃えつきる状況下にある」ってことなんです。

でも、この大変さが、周囲にはなかなか伝わらない、のも、
介護をする人たちの悩みや苦しみにもなっています。

在宅介護の大変さ、辛さは、
「時間がかかる」
「目が離せない」
「一瞬たりとも気をゆるめられない」


この状態が24時間続くことの大変さを、
他の家族は頭では理解していても
直接介護する人にしか感じられない部分「体感」している事を
他の人と共有する難しさがあるので、

同居する家族にすら
「自分の大変さ、辛さが伝わらない」と感じる事が多くなるのではないでしょうか?

「理解してもらうことをあきらめる」ことになり、
さらに
「周囲へ頼る事ができなくなる(もしくはしなくなる)」悪循環へ突入。

自分を振り返ると、
「どうせわかってもらえない」と、
どんどん意固地になって
自分で
ケアする技術
効率よくするノウハウを強化して
「スーパー介護人」となり


「介護ができる人は私だけ」
と思いこみを強化していった事を思い出しました。

その思いこみが、
私を助けてくれていた部分もありますが、
思いこみを強化することで、
燃えつきを自分で引き込んでいたのも事実です。

母が”寝たきり”になった4年前からはそれが強化され、

早朝、起きた瞬間から介護モードで走り回り、
朝食は母たちの食事介助をしながら立ったままとり、
家事と介護を同時進行しながら一度も座る事なくく仕事へ出かけ、
昼休みに祖母の様子を見に帰り(昼食も立ったまま!)
夜、仕事から戻った瞬間から
家族の介護と家事を同時進行、、、、


なんてことを毎日毎日、疑いも持たずにやっていた自分
我ながら、あほちゃうか!?と思う訳です。

でも、これが「習慣」なんですよね。

「習慣」になってしまうと、
「無理をしてる」という疑いすら持てない。

気がつけば、介護中の私は
自分がトイレへ行きたいときでも我慢をし、

家族の事がすべて終わってからようやく
トイレへ行くような生活になっていました。

「自分のことは何もかも後回し生活。」
で、自分でも気づかないうちに、疲れきる状況を自分で作り出していました。

疲れて果てているとき、ある人が
「自分をちゃんと、家族の数に入れることって、大事なんだよ」
と言葉をかけてくれました。


「あなたは、介護する役割や立場に長年いたけれど、介護職員じゃないんだよ。自分も”家族の一員だ”ってこと、忘れてない?」

家族を守りたい気持ちは大切。

でも、
その「守りたい家族」の中に、自分は入っている?

自分だけを家族の中から追い出して、
自分を祖末に扱っていない?


その言葉で、
どんな状況下にあったとしても、
「わたしも家族の一人」として、大切に扱おう!と初めて思えたのです。

「自分を大切に扱う!」と決めてはじめて、
私は、姉に弱音を伝えることができました。

吸引をするとき、わたしはいつも怖いよ。
平気そうな顔でやっているけど、
何か間違ったことをしないか、失敗しないか、毎回、そう感じながらしてる。

トイレ介助もね、前は、母のおしっこが出た、うんちが出た!ことに喜んでいたのに
今はイヤだなって思う時が多い。
母が退院してきたころ、母のうんちが出なかったとき、あれほど悩んでたのに、
今は「出てなきゃいいな」って思う。

朝、起きるのが辛い。
起きなきゃ!と思うけど身体が動かない。
もういっぱいいっぱいかも。


弱音を吐いた私を見て、姉はびっくりした顔で
「もっと早くに言えばいいやん!!!!」と悲しそうに怒ったのです。



〜「家族を大切にするのと同等に、それ以上に、自分を大事に扱うこと」3に続きます。〜


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テーマ : 心と体にいいことはじめよう!
ジャンル : 心と身体

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こういう話が大切です

おはようございます。こういう話は、介護されている皆さんに本当に届く話ですね。そして、介護だけにとどまらず、子育てから仕事まで、何にでも当てはまるような気がします。
自分も少しそういう傾向があるなぁ~と思いながら拝読しました。

こういう介護する人される人の心に本当に届く話を私も漫画にしていけたらと思います。全然最近は描けていませんが・・・。

最近は気温差が激しいので、お体ご自愛ください~。

リンク貼らせて頂いて良いですか?

たびたび失礼致します。私のブログにきょんちゃんさんのリンクを貼らせて頂いても良いでしょうか?それとよろしかったら私が出した本を送らせて頂きたいのですが、いかがでしょうか。お受け取りになってたいしたことなかったら、鍋敷きにでもしてくださいw

うれしいです!!

なつさん、ご訪問、メッセージありがとうございます!!!

とてもうれしいです!
リンクの件も、ご本の件も、とてもとてもうれしいです!

わたしのリンクを貼らせていただきてもよろしいでしょうか?
メッセージをまた入れさせていただきます^^

きょん
プロフィール

橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)

Author:橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)
介護者メンタルケア協会代表
カウンセラー
メンタルコーチ
理学療法士

理学療法士・リハビリの専門家として病院に勤務して14年目。
脳性麻痺の方、
脳血管障害の方の
リハビリを中心に仕事をしてきました。
家族関係、
人間関係に悩んだのをきっかけに、
心理学を学び始めました。

[プライベート]
認知症の祖母と要介護5の母と知的障害の弟との4人暮らし。
H28年に重度身体障がいの母を看取り、
現在は、認知症(要介護3)の祖母と、知的障害の弟(A判定)との3人暮らし。
一時期は疎遠になっていた姉に協力してもらえいながら
介護歴22年目の年がはじまりました。

21年間の介護経験と
3年間でのべ500件以上寄せられた
介護に関するお悩みから見えてきた
「介護離職しない」
「介護疲れを予防する」
「介護で自分のしあわせをあきらめない」
ためのヒントをまとめた本、
「がんばらない介護」が
3月17日
ダイヤモンド社より出版されました!

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