客観視:自分の状況を外から見る眼差しを持つこと



介け合い戦記 介護社会の現実
編著 中日新聞取材班

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今年の2月、休職して初めて、
介護に関する本を読みあさりました。

それまで、専門職として、「介護」に関する文献や
資料を見てはいましたが、

「家族の立場」として、情報を集めるようになったのは、

つい最近のことです。


最初は、インターネットで本を検索していたのですが、

自分が読みたいな〜と感じるものに
ななか出会えませんでした。

休職に入った直後の頃は
家から出ることはほとんどなく、
ゴミ屋敷化寸前の我が家の片付けを
ぼちぼちするのが精一杯でした。

1週間、2週間と休みがすすむ中で、

ようやく、外に出たい!と思えようになり、

本屋巡りを始めました。


休職して、一番良かったことは


時間ができること!

心に余裕が生まれること!

時間と心に余裕ができたからこそ、

「介護中心」の習慣した自分の生活とは違う
生活パターンを始められたのです。

本屋に行き、じっくり本と向き合い、

「これ!」と思う書物と出会う幸せは格別でした。

そして、「本」を探しにいくついでに、

友人と会ったり、

お茶をしたり、

寄り道をして、服を買ったり。


ここ何年もできていなかった、

自分のための時間

自分のための買い物。


ささやかな、でも熱望していた「夢」を
一つ一つ叶えることができています。




とはいえ、今回お休みをいただいているのが、
公的に認められている「介護休業」ではなく、
「”一身上の都合”による休職」ですから、
現在、完全無収入!!

経済的な不安が、課題と言えば課題です。

収入が0。

保険料やらなんやら、
生活費での支出は今まで通りあるので、
2月から6ヶ月間の休職期間は、
完全に貯金が頼りの生活です。

休職する前に、

「生きてなんぼ。死んだらにもならん!」
と覚悟して

この期間は自分の投資だと、割り切って、
お金を使っています。


ただ、わたしは
恵まれた環境の中で、
休職できていると感じています。

運が良かったことに、
わたしは小額ながら、蓄えがあったので、
「休もう!」と決断できました。


そして休職を申請する際にも、
「医療専門職」であるので
現在の職場を離職することになっても、

新しく、職を得る可能性と機会は多いと思います。

経済的な安心と
将来的な安心があってこそ、

「休んで、元気になって、働けばいい!」
と思えたのです。

今の社会状況のなかで、

経済的、将来的な不安な状態の方が多いのが
現実です。


休むにしても、
「安心」があるのと
「ない」のとでは、

今の生活パターンを変えるために
かかる

エネルギーや
勇気は
全然違う、と思います。

日々の生活が、厳しければ厳しいほど、
「自分には選択肢がない」と感じると思うのです。


経済的な不安

時間の制約

家族、自分の健康不安

社会と切りはなさえた環境

たくさんの不安のなかで、
長い長い、出口が見えないトンネルの中で

不安が蓄積されてしまう。

不安の中で、
「自分の人生に選択肢はない!」


「この生き方しかない!」

そう、思い込んでしまうのも、

仕方がないことだと思うのです。

人それぞれ、状況、環境は違います。

でも、
迷う、苦しむ心は、みんな同じだと思うのです。


だからこそ、
「自分、家族の状況」を客観視、つまり、

”思い込まず”

”思い詰めず”

外から自分たちの家族を見てみる、ことも必要だと思います。


中日新聞取材班編著の

「介け合い戦記」は
この、「客観視」する機会を与えてくれる本です。


介護保険施行されたH13年から10年の間に
全国で、介護による殺人・心中事件は、

表になっているだけで「400件」だそうです。

10年で400件。

この数字を見るだけでは、
この数字が物語る「重大さ、過酷さ」に
ピンとこないかもしれません。

けれども、

この本に出てくる、実際に起こった事件、

取材で集められた、「生の声」、


ひとつひとつのエピソードが


現在の日本の「介護社会の過酷さ」を
描いています。



家族を介護されている方には

「この気持、わたしもある!」と感じられるかもしれませんし、

”家族を介護する人”を見守る、周囲の方々にも、
ぜひ読んでいただきたいと思います。

なぜなら、
「なぜあの人は、がんばりすぎるのか」
「なぜあの人は、自分で抱え込むのか」の
ヒントが隠されています。

これから介護に向き合う可能性がある方々には

「介護社会」「高齢化社会」の現状と

「誰もが加害者になり得る状況」を実感し、

さまざまな気づき、や心の準備にもなるかもしれません。


介け合い戦記 介護社会の現実
編著 中日新聞取材班

もし、まだご覧になられていない方がおられましたら、

ぜひ、目を通していただきたい1冊です!



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プロフィール

橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)

Author:橋中今日子 (滋賀のきょんちゃん)
介護者メンタルケア協会代表
カウンセラー
メンタルコーチ
理学療法士

理学療法士・リハビリの専門家として病院に勤務して14年目。
脳性麻痺の方、
脳血管障害の方の
リハビリを中心に仕事をしてきました。
家族関係、
人間関係に悩んだのをきっかけに、
心理学を学び始めました。

[プライベート]
認知症の祖母と要介護5の母と知的障害の弟との4人暮らし。
H28年に重度身体障がいの母を看取り、
現在は、認知症(要介護3)の祖母と、知的障害の弟(A判定)との3人暮らし。
一時期は疎遠になっていた姉に協力してもらえいながら
介護歴22年目の年がはじまりました。

21年間の介護経験と
3年間でのべ500件以上寄せられた
介護に関するお悩みから見えてきた
「介護離職しない」
「介護疲れを予防する」
「介護で自分のしあわせをあきらめない」
ためのヒントをまとめた本、
「がんばらない介護」が
3月17日
ダイヤモンド社より出版されました!

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